はじめまして! 本日から全5回でブログを執筆させて頂くしーちゃんです!このブログでは、都市部出身ではなく田舎でのんびりと育った私が「なぜ東大を目指し」「どんな風に高校時代を過ごしてきたか」また「大学に入った今、何を感じるか」をお伝えしていきたいと思います。みなさんと同じ、受験生だった頃を思い返しながら、想いを込めて言葉を綴っていきますので、宜しければご覧ください!
こんにちは! ついに最後のブログ記事となってしまいました・・・
東京大学理科二類1年(2020年4月から2年)しーちゃんです。
今まで4回のブログを通じて、大学生活や東大の魅力の発信、そして学習面でのアドバイス(計画の立て方、模試の活用法、高校生向けにこれからの学習の見通しに関して)などをお伝えしてきました。
高校ではやはり大学受験に向けてもちろん勉強も必要ですが、その他の活動にも悔いの残らないよう存分に励んでいただけたらと思います。
高校生にとって、学校での学習と対になる活動といえばやはり部活動だと思いますが、部活動と学習の両立などに関して書かれた記事は多く存在すると思いますので、ここは敢えて別の課外活動に関してお伝えしたいと思います。
それは・・・主に「大学等で開催されるセミナーやプロジェクトへの参加」です。
「どうやってこのような活動を見つけるの・・?」
と思った方もいらっしゃるかと思います。
そんな方はまずはぜひ自分の通う高校の掲示板や廊下の張り紙を確認してみてください。その次にパソコン等を利用して調べてみるのもいいですね。そうすると意外と多くの場所で、様々な分野に関する講演やセミナー、参加型のプロジェクトが開催されていることが分かるはずです。例えば、医学に興味のある生徒を対象とした医学セミナーや大学での解剖実習等を交えた本格的な講義、あるいは文系・理系問わず多くの人が参加できる国際系セミナーなど高校生を対象とした数多くのイベントがあちこちで開催されています。
私がお伝えしたいのは、
「少しでも興味のあるものが見つかればぜひ積極的に参加していただきたい」
ということです。
理由は主に2点あります。
まず一つに、こういった学外で行われている講義ないしはセミナーに参加することで自分の視野を広げ、将来を考えるきっかけになるという点です。
高校生の皆さんの中には、もしかしたら
「自分は将来何をすべきなのかまだ分からない・・・」
「文理は既に定まっているものの、学部や学科を決めかねている」
「志望はある程度決まっているが本当にこのままでいいのか不安」
という方も少なからずいらっしゃるでしょう。
実際、高校前半の時の私は上記のような想いや不安感を漠然と抱いていました。その不安を払拭し、自分の志望や将来像を固めるきっかけになったのがこれらの学外でのセミナーやプロジェクトでした。
大学等で開催される理系セミナーや医学講義などに積極的に参加したことで、今世界では研究課題としてどのようなものが挙げられるのか、日本ではどのような研究が行われているのか等に関して見聞きすることで、実際に研究施設に自分の足で赴くことで自分自身の知る世界や視野を広げ、「将来自分が何をしたいのか」というビジョンを自分なりに持つことができました。
この「将来をじっくり考える」ということは、高校で勉強をしたり部活動をしたりするだけではなかなか難しいことだと私は思っています。だからこそ、各地で開催されているセミナーや様々なプロジェクトに足を踏み入れ、自分で見聞きし、そして考えるというサイクルを通してゆっくり学部・学科やぼんやりとした将来像を考えるというのは有効な一手ではないかと思います。
2点目の理由としては、大学の出願の際に利用できる場合があるということです。例えば、推薦入試やAO入試などでは過去に自分がどんなことをしてきて、自分はどう考えたのかということが重要になってきます。その際に、このようなセミナー等に参加しておくことで、場合によってはその過去の活動経験が生きてくることがあります。
ぜひ!機会があれば積極的に色々な課外活動に参加してみてください!!
以上、高校で取り組んでおくべきだと感じることをお伝えしたので、大学に入って実感することを少しお伝えしたいと思います。
東大に入ってとても実感するのは「十人十色」、この一言に尽きると思います。
人それぞれ多様なバックグラウンドをもち、様々なことに興味を抱き、その興味のある対象にまっすぐ向きあっている人が多いと感じます。
過去の経験から興味のある分野を定める人もいれば、教養課程で様々な分野を見聞きし、自分の将来像を確立していく人もいます。今までの中高よりも圧倒的に自由度が高いので自分自身に真摯に向き合い、考えながら進むことができるわけです。
「大学」に対して持つイメージは人それぞれ異なると思いますが、何よりも自分を見つめ直すことや、新たな自分を発見できる場所だと私は感じていますので、高校生の皆様は大学生活に期待を膨らませつつ、ゆっくり将来を考えていただけたらと思います。
全5回の記事配信を通して、私の過去の経験なども踏まえつつ高校生の皆様へのアドバイスや実践していただきたいことを発信してきました。
読んでいただき、本当にありがとうございました!!!
皆様の進路実現をお祈りしております。
こんにちは! 東京大学理科二類1年しーちゃんです!
これまで計3回の記事を通して、【計画の立て方や模試の活用法など全教科に通ずる学習のポイント】をお伝えしてきました。
今回は今後の見通しを立てるために、受験期までの年間を通してのアドバイスを教科の観点も含めて綴っていきたいと思います。
こんな人に読んで欲しい!
●これからの学習スケジュールをどうやって立てていこう・・・
●いつまでにどの教科をどれだけ仕上げればいいの?・・・
●受験までこんな調子で勉強していていいのか不安・・・
という方はぜひ!この記事を参考にしていただき、これからの学習の指針としてください。
Point!!基礎レベルの予習を積極的に! その際は基礎問題に触れておく程度でOK!
この時期は受験生によってはもう既に教科書の範囲は一通り学習し終えている方もいるかもしれません。一方で、教科の進度的に、高3秋や受験直前期にやっと理科や社会の教科書範囲を終える受験生も少なくありません。
※実際私の学校はそうでした。
ライバル達の中には既に教科書範囲を終えて、応用問題や入試問題に取り掛かっていることもある現状を踏まえ、この高3春休み・夏休みを利用し、教科書・参考書や問題集を利用して予習をしておくことも一つの手です。というのも高3の後半に教科書内容の事項を終え、その後、数ヶ月で受験突破レベルまで実力を養成することはなかなか簡単なことではないからです。
予習の段階ではレベルの高い問題にチャレンジする必要はなく、教科書に一通り目を通し、
基礎問題に触れておく程度で良いので、未習分野に関してはぜひ実践してみてください。
またこの時期に英語・数学に関してはある程度入試問題も見据えて、演習を重ね、順調な方は実際の入試問題にシフトしていくのも良いでしょう。
Point!!理系は理科2科目、文系は社会に注力、目安は学習時間の半分程度!
受験の天王山とも言われ、この時期にいかに効果的に学習できたかが非常に重要となってきます。この時期を制するものが受験を制すといっても過言ではありません。
特に理系なら理科2科目、文系なら社会に注力しましょう!
既習分野に関しては少しレベルの高い問題集に取り組むのも良いでしょう。理系の方なら解くべき問題集も明確かと思いますので、(自戒の念も込めて)理科・社会に重点的に取り組むことを強くおすすめします。
私は注力する時期が後ろ倒しになったこともあり、基礎問題や典型問題のマスターに時間がかかりました。その結果、演習に取り組む時間をあまり持てませんでしたので、秋~冬にかけて「長期休暇にもっとやっておけばよかった」と後悔しました。履修が進んでいる分野に関してはぜひレベルの高い問題にもチャレンジしてくださいね! 過去問にも古い年代からどんどん取り組んでいきましょう。
Point!!模試には一喜一憂せず、何が足りていないか自己分析!
この時期は冠模試などが多く行われる時期でもあります。結果に一喜一憂せず、自分はライバルと比較して相対的に何が足りていないか、どこを補填すべきかをよく考え、その後の学習に大いに役立ててください。模試の振り返り、復習は非常に重要です。大学入試や各大学の特色を抑えた問題が揃っているので時間をかけて何度も復習しましょう。
※模試の活用法に関しては第3回記事を参考にしていただけたら嬉しいです!
Point!!共通テスト対策は人によって開始時期が違う! しっかりと見極めること!
この時期は共通テスト対策が重要です。東大・京大志望の方は12月半ば~クリスマス頃から共通テスト対策にシフトしていきましょう。東大京大に関しては共通テストの点数は圧縮されるのでギリギリまで二次試験対策に取り組みましょう。ただそうは言っても疎かにせず、自身の【目標得点まで乖離があるようであれば早めの対策を】お願い致します。
医学部など共通テストの比重が大きい募集単位に関しては高3後半から共通テスト対策に注力しても良いのではないかと思います。共通テスト(※前身のセンター試験や試行問題を参考)と二次試験は全く性質が違うので、どちらかに慣れすぎるのは良くありません。
特に理系の方は共通テスト対策にシフトしてからも1日に2,3問ずつ数Ⅲ計算問題(特に難しめの積分計算)などに取り組むことも良いかと思います。
共通テストに関しては過去問や共通テスト対策の問題集に取り組むことも良いですが、まずは何よりも「教科書を深く何度も何度も読み込むこと」です。意外と抜け落ちている部分や暗記し忘れていた部分、忘れていた箇所があるはずです。その穴を埋めつつ、問題集等を利用して傾向と対策に励んでください。
私の場合は、問題集や過去問で間違えた問題に関してはコピーして専用のノートに貼り、類似問題やその分野で重要な箇所を教科書や参考書で確認し、同じページに書き込んでいました。そうすることで苦手分野を一つずつ網羅的に復習できるので有効だと思います。
・共通テスト以降
共通テスト以降は約一ヶ月で何をすべきか、よく吟味しつつ学習を進めていきましょう。残りの直近数年分の過去問に取り組むことや、苦手分野に関しては典型問題や発展問題に戻ってよく復習することも視野に入れましょう。モチベーションを維持しつつ、入試突破まで突っ走るのみです!
・新高2生以下に向けて
新高2生でこのブログを読んでくださっている方もいらっしゃるかと思いますので、高2の1年間も記します。新高3生で以下の観点がまだ甘い場合はこの春休みで早急に対策してください。
・〜高2の4月まで
この時期の春休みでは主に英語・数学の既習分野の「基礎問題ないしは典型問題レベル」を学校等で配布された問題集に何周も取り組むことで確認しておきましょう。
理系なら理科、文系なら社会を3年次に注力することを考えると、今のうちに英語・数学に関しては既習範囲を丁寧に復習しておくと良いでしょう。
また国語は暗記項目である古典文法、古典単語、漢文句形、文学史等はこの時点でほぼ完璧にマスターしておくことを強くお勧めします。今後の模試等でもこれらの事項に関しては必ず問われることになりますし、学年が上がってから十分に復習する時間は限られてくるので今のうちにしっかり時間をかけてマスターしておきましょう。
・高2夏
この時期は受験を見据えた上でも非常に重要です。どの教科も既習分野の基礎項目に関しては抜けがないように確認し、また苦手分野も潰しておくことが重要です。
志望校に関してもこの時期である程度決定し、受験突破に向けた年間のスケジュール構想を自分の中で練っておくことも必要です。
※年間スケジュールや学習計画の立て方に関しては第2回記事を読んでみてください!
そのためにも、高2の夏休みを利用して興味のある大学のオープンキャンパスやセミナー等に参加することがおすすめです。実際、大学を訪れるとその大学ごとの学風や特色、学生の雰囲気などを体感できますし、様々見聞きして知ることで将来自分が何をしたいかを考えるきっかけにもなりますのでぜひ行ってみてください!
※私もいくつかの大学を訪問し、大学ごとの学風や雰囲気の違いに圧倒されたことを覚えています。
・高2冬
志望校が固まってくる時期だと思いますが、一度この時期に自分の志望校の過去問に触れてみましょう。そうすることで、一年後に自分がどの程度の難易度の問題を解けるようになっているべきなのかを大まかに把握できるはずです。
受験を一つのゴールとした上で、今の自分の学力とのギャップをいかにして埋めていくか。それがいわゆる「受験勉強」です。先を見据えた上で「自分の克服すべき科目に注力するも良し、得意教科をより難易度の高いレベルまで実力upを図るも良し」なので自分の現状を適切に分析した上で、学習を進めてください。入試日はすでに確定しているので、自分で自由に決められることは「いつスタートするのか、スタートの日」のみです。ぜひ自己分析を重ね、より早い段階で受験勉強をスタートしてください。
今回も記事を読んでくださり、ありがとうございました!みなさんの一助となれば幸いです。
それでは次回もお楽しみに!!!
こんにちは! 東京大学理科Ⅱ類1年のしーちゃんです!
今回は第3回ということで【模試の有効活用法】に関してお伝えしていきたいと思います! よろしくお願いします!
-皆さんは今、どういう目的で模試を受けていますか?
-模試を受けた後、どのように復習していますか?
-受けたら受けっぱなしになってはいませんか?
-模試を有効に活用する方法がわからず悩んでいませんか?
これらの質問に思い当たる節がある方もいらっしゃるかもしれません。私自身、高校で数々の模試を受けてきましたが(※高3時は毎週模試があり、模試祭り状態でした)、最初は受けた後に何をすべきかわからず、ただ結果を見て一喜一憂している状態でした。
しかし、これでは全く模試を受ける意味がありません。長い時間をかけて受ける模試を苦痛に感じる人も多いかもしれませんが、時間をかけて受けるからこそ、受けっぱなしにせず、受けた時間を有益なものにしたいですね。模試はしっかり復習するようにと先生方に言われている方もいらっしゃる方もいるかと思いますが、これには理由があります。
模試のメリット
① 自己分析ができる
② 相対的に進捗を確認できる
上記を説明していきましょう。
模試を受け、時間をかけて復習することは最も「効率の良い」勉強法と言えます。模試は数々の予備校が過去蓄積したデータを元に、傾向を押さえた上で、「時期に合わせて解けるべき典型問題ないしは発展問題を出題」しており、自分がその時期に理解しておくべき分野やポイントがどういったものなのかを判別できるように作られています。つまり模試は自己分析の機能と、ある種「通過点」としての役割を果たしており、自身はどの程度目標に対して達成できているか測ることで、早い段階から受験を見据えて通過すべき事項を把握することができます。
結果帳票を見ていくと、どの教科・どの分野で失点し、他の受験生はどの程度得点できているのか、そして相対的に自分は何を強化すべきなのかがデータとして見ることができます。それを分析し、その後の勉強方針を見直すことも正しい勉強の手法と言えるでしょう。
ただし、模試1回のみの結果で自分はこの教科が得意不得意、できるできない、と決めつけてしまうことは望ましくありません。どうしても模試1回で全ての範囲をカバーすることは難しく、また問題との相性や難易度がそれぞれの模試で異なるためです。それゆえ、いくつかの模試で共通して、同じ教科もしくは類似した分野の成績が芳しくない場合は、その分野を重点的に補強する学習スタイルを推奨します。
模試の復習の仕方としては、受験したその日の夜に持ち帰った問題を元に「わからなかった問題」「解法が思いつかなかった問題」「時間が厳しく解ききれなかった問題」を中心に再度解き直しましょう。
「受験した当日に」解き直すというのがポイントです。
当日であれば、「自分がどういう思考回路でその解法に至ったのか」「なぜ解ききれなかったのか」などの感覚がまだ残っていますから、何日か経過して後に復習するよりも格段に復習にかかる時間が短く、効率よく復習できるからです。
その後、約一週間以内に解答解説の冊子が届いたタイミングで「自己採点」「解けなかった問題の解き直し」をしましょう。
どうしてもわからない場合は「解答解説をみながら解き方を理解」しましょう。これが「わかる」段階です。その後、自力で解けるまで時間をおいて何度もその問題に取り組むようにしましょう。
その問題のポイントや定石を自分で理解し、解答までの道筋を立て、正しい解答を導き出す、さらには類題も解ける、これが「できる」段階です。
【「わかる」から「できる」への理解度のステップアップ】を意識しつつ復習することが大事です。
またこれらの模試の復習を行う際は、各教科「模試ノート」を作ることをオススメします。
・問題をコピーして上に貼り付け
・自分で解答し
・横にポイントを書き込んだり
・次ページに類題を解いてみたり
・英語であればわからなかった単語リストを作ってみる
とノートの作り方は自由自在です。自分に合う方法で「模試ノート」を作り、模試のたびに見直すと、模試を有効に活用し、次に活かすことができるでしょう。ぜひトライしてみてください!!
こんにちは、第2回のブログ記事を書かせていただきます、東京大学理科Ⅱ類1年しーちゃんです。
宜しくお願いします!
今回は勉強する上で非常に大切な
【計画の立て方】
に関して詳しくお伝えしていきたいと思います。早速ですがみなさんにお尋ねしたいと思います!
-今日、どのような学習をする予定ですか?
-今日、何を「できる」ようにしたいですか?
-明日、明後日、一週間後、一ヶ月後の見通しはついていますか?
-計画を立てても上手くいかない・・・と悩んでいませんか?
どうでしょうか?これらの質問を踏まえ、一度今までの学習計画を振り返ってみてください。
私自身、高校入学当初は学習計画を立てることが苦手で、
「立てても計画通りには進まないし、計画なんて本当に立てる意味はあるの?」
「毎日思いつきでその日にやりたい勉強をすればいいのではないか?」
と計画を立てること自体に意味を見い出せていなかった時期もありました。
そんな私が今自分の反省をもとに、みなさんに声を大にして伝えたいことは、
【学習計画を制するものは受験を制す】
ということです。計画を立てることは自分の現状や過去の反省を見つめ直し、将来の見通しを立てることです。つまり、計画を立てるためには自分には今「何が足りていないのかという弱点を把握」した上で「何をすべきか考える必要」があるわけです。この過去・現状からこれからを考えるというプロセスを踏むことで1日1日の学習が有意義なものとなり、着実に自分を伸ばすことができるのです。
ただ、前述の通り、計画を立てても上手く進まない・・・という方も多くいらっしゃるはずです。
それはなぜか。⇒計画の「立て方」におそらく問題があるからです。
・計画倒れしてしまいがちな計画の立て方
・将来が見通せていない計画の立て方
をしてしまっているのだと思います。
そこでこれらを改善する方法をお教えしたいと思います。
ポイントは「逆算」「予備日」「視覚化」の3つです。それぞれ詳しくみていきましょう!
まず「逆算」について。計画の立て方として多くの人がやってしまいがちなことがその日に思いついたことを何個かリストアップし、計画を完成してしまうというパターンです。私も高校入学当初はいつもそのような様子でした。しかし、これでは何日後、何週間後、何ヶ月後に「何を習得したいのか」が明確にならず、結果として先月にこの内容を取り組んでおけばよかった、この苦手分野を克服しておくべきだった・・と後悔してしまうのではないでしょうか。
それを防ぐ手段が「逆算」です。
「将来」から逆算して「今」何をすべきかを考えるという方法です。例えば「1ヶ月後までに数学の確率分野を完璧にしたい」と考えた場合、そこから逆算し、「2週間後までには●●●の◯ページから△ページまでの例題、類題含め全て取り組む」、そのためには「一週間後までにこれだけの分量をこなすことが目安」、そのために「明後日はこれ、明日はこれ、今日はこれ」と何をするか遠い先の目標から逆算して現状すべきことを考えることが大切です。しかし、このような逆算法に含まず、やらなくてはならないこともあるかと思います。例えば、その日に課された学校の課題などです。こういったものはその都度日々の計画に織り交ぜる必要があるので、計画は無理のない量で決めていくことが必要です。
2つ目に「予備日」について。計画を立てても上手く計画通りに勉強が進まない、と悩んでいる方は1日に取り組むことのできるキャパシティーをオーバーした計画を立てていることが原因として考えられます。この打開策が予備日を設けることです。
具体的に言うと、月曜~土曜の計画を立てておき、日曜は予備日として何も計画を立てないフリーな状態にしておきます。そうすると月曜~土曜で消化しきれなかった内容を日曜に代替して行うことができ、計画を次週に持ち越す等の「先延ばし」を防ぐことができます!
逆に、計画通り勉強が捗った場合は、より発展的な内容や類題に取り組んだり、予習・復習等に充てる時間として有効活用すればいいわけです。これを実行すれば計画倒れを防ぐことができ、毎週計画を1つずつクリアしていくことが可能になります!
3つ目に「視覚化」について。計画を立てるといっても頭でこれとこれを今日はやろう!と決めて勉強をスタートする方も多いのではないでしょうか。しかし、これでは不十分でスケジュールの視覚化が大事となってきます。
理由はいくつかあり、
1つ目としては文字に起こすことでその日やるべきことが明確化され、忘却等のミスを防ぐことができるからです。
2つ目に視覚化した過去のスケジュールをみて、前日ないしはそれより前に取り組んだことを踏まえて適切に計画を立てることができるからです。
ここで視覚化する方法としてオススメのものを一つご紹介します。下の写真のように、その日の計画をTo Doとして付箋に書き込み、それが終わったら右側のDoneの方に付箋を移していく方法です。これによってその日何をすべきなのか、何を終えることができ、何が終わらなかったのか(翌日以降の計画に何を組み込むのか)をクリアに「見える化」することができます。また、付箋に書く良い点としては翌日以降にその計画を回すことになった時、もう一度書き直すことなく次のページに写すだけで良いということです。また、この視覚化によってその日実行できたことを認識し、達成感にもつながります。
これらの計画の立て方を参考にぜひ学習を進めてみてください!!応援しています!!
初めまして!本日から全5回でブログを執筆させて頂きますので、よろしくお願いします!
【自己紹介】
名前:しーちゃん
大学・科類:東京大学理科Ⅱ類1年生
出身:北陸のとある田舎
趣味:ドラマ鑑賞・歌うこと(J-POPや洋楽など)
通っていた塾:Benesse鉄緑会個別指導センターWeb受講(数・物・化)など
このブログでは関東圏など都市部出身ではなく、田舎でのんびりと育った私が
「なぜ東大を目指し」
「どんな風に高校時代を過ごしてきたか」
「大学に入った今、何を感じるか」
をお伝えしていきたいと思います!
みなさんが「大学生」と聞くと「実際どんなことをしているかイメージがつきにくい」という方も多いかもしれません。大学や学部にもよりますが、これまでの中高と大きく変わるのはやはり「自由度」じゃないかなと思います。
「自分がしたいことをとことん追求できる環境」でそれぞれが自由に日々過ごしている印象がとても強いです。それこそが大学の大きな魅力でもあると思います。※もちろんその分責任はありますが。
だからこそみなさんには志望校合格を勝ち取り、自分ならではの思い描く大学ライフを存分に満喫していただきたいです。そのためにもまずは大学合格に向けての役立つ情報を提供していくつもりです!
私は今、大学での学業に関しては分野に縛られることなく、様々なことを幅広く勉強しています。ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、東京大学には「進振り制度」という他の大学にはあまり見られない制度があり、入学時から2年後期までは文系理系問わず「全員が前期教養学部」という学部に配属され、興味のある分野に関連した講義を自由に取ることができます。
私は理系ですが、源氏物語をいろんな視点から読み解くという講義や、航空機やロケットなど航空宇宙工学に関する東大で行われている最先端の研究を学ぶことのできる講義をとるなどしています。分野を問わず、様々なことに触れることができ、自分の興味や知見をさらに広げられ、とても充実した毎日を送ることができています。
サークルなどの課外活動についてお話すると、私はいくつかサークルを掛け持ちしており、中でも特に入ってよかったなと感じるサークルについてお伝えします。それは、「地方受験生応援サークル」です。
関東近辺ではなく「地方から関東の大学に通いたい!」と思っている地方の中・高校生の方々に、東大に限らず
・大学ではどんなことを学ぶのか
・難関国公立大学や医学部を目指す中・高校生の方がどのように計画を立てるべきか
・どのように学習を進めていけばいいのか
ということを実際に大学に中高生を招いてツアーを行ったり、地方の中学・高校に赴いたりして伝えていく地方受験生応援サークルです。現状としては関東圏の難関大学・医学部に入るのは関東の有名中学・高校出身者が割合として非常に多いことを踏まえ、
・周りに同じような志望を持つ人が少ない
・志望校に実際入学した人が少ないため、情報量が圧倒的に少なくハンデを抱えている
そんな地方生に少しでも情報を提供し、追い風を吹かせてあげることを目標に活動しています。
このサークルでは自分の今までの学習法の軌跡をたどったり、進路選択での悩みについて振り返ったり、その経過よかった面も改善すべき面も含めて中学・高校生のみなさんに還元しています。中学・高校生の方々に将来のことや大学進学について深く考えてもらう手助けができることがやり甲斐でもあり、入ってよかったと感じる瞬間でもあります。
私自身、地方出身なので地方生の悩みに寄り添い、支えになることができたら良いと思い日々活動しています。部活やサークルは本当にたくさん種類があり、一風変わったものも多いので、隙間時間に大学の課外活動について調べたり、考えたりするのもいいですね!
このブログを通して自身の経験なども踏まえ、
・志望校を決めかねている
・勉強法に悩みがある
・情報、仲間が少ない
など、様々な悩みを抱えるみなさんに、どのように今後のことを考えていくべきか、具体的にどのように勉強を進めていくべきか、など広く発信していきたいと思っています!!
それでは次回もお楽しみに!!