はじめまして! 本日から全5回でブログを執筆させて頂くひまわりです!私の受験生活は、一言で言うと「波乱万丈」なものでした。このブログでは私自身が受験生活を通して「どのようなことを学んだか」そして「どのように力をつけて京大現役合格を勝ち取ったか」を書いていきます。「強く気持ちを持つこと」の大切さが伝われば幸いです。ぜひご覧ください!
こんにちは! ひまわりです。
いよいよこのブログも最終回となりました。
今回のブログでは、「文系にとっての数学の重要性」についてお話したいと思います。
前回のブログでは、京都大学の二次試験での成績開示をしました。お話した通り、私はセンター試験の結果がふるわず、二次試験で挽回しないといけない状況でした。
文系の受験生の間で、合格者と不合格者で大きく差がつくの教科は数学です。「文系だから数学は苦手…」だとか、「英語や社会で十分に得点できるから、数学は大丈夫!」という文系の受験生はたくさんいると思います。私自身も、文系に進路を定めた理由が、「数学が苦手だから」という単純な理由でしたが・・(笑)
しかし、大学入試において、文系学部を目指すのであれば数学はとても重要です。私の同期でも模試では合格する実力があるのにもかかわらず、数学がうまくいかずに不合格という結果に終わった人が多くいました。
京大の文系数学は基本的に150点満点のうち90点を得点すること、つまり5問中3問完答することが合格ラインとされています。(年度にもよります)
数学は他のどの科目よりも一問における配点が高く、予想が立てやすいですが、一問一問の配点が高い分、一問失敗すると30点失うことになります。この30点はセンター試験でアドバンテージ・ビハインドそれぞれの受験生の結果を簡単にひっくり返すことになります。ですので数学で確実に3完することは確実に京大合格を掴み取るための一歩なのです。
とはいえ、京大数学は毎年難問ぞろいとも言われます。初見では方針が見えない問題が多いと思われます。そんな京大数学で確実に3完するために、いくつかポイントがあると思います。
① 問題の難易度を見分けて、難問は潔く捨てること
② 解答は省略せずに、論理的な手順を踏んで解答を書くこと
①について、京大文系数学は年度にもよりますが、5問中いくつかは難問も交じりますが、手を付けられる問題も複数問あります。しかし、難問でないと言っても方針が見えづらい問題もあり、すぐに手が出る問題は少ないでしょう。過去問をできるだけ見て、研究し、対策として「問題の難易度を見分ける練習」をすることも一つの得策だと思います。
インターネット上にも京大文系数学の問題や解説、講評が載っているので、自分が感じた難易度とそれらが合致しているかを確かめてみましょう。そして、解けると思った3問は制限時間いっぱいを使ってでも解ききることができるようにしましょう。
余裕があるからと言って4問目、5問目に手を出すことは得策でなく、自身の定めた得点を獲得するための戦略を立てて、実行してください。目安として3問を完答し、確実に正解することを目指しましょう。
②について、解答は採点者にわかりやすく論理的な手順を踏んで書くことが必須です。少しでも論理が破綻していると減点され、得点すべき問題での得点が下がってしまいます。
私自身も、自分で選んだ3問を解答し切れるようになるまで、すごく時間がかかりました。どの問題も結局は基礎に戻ること、そしてその反復練習が重要です。過去問演習を通して、自分に何の基礎が足りていないのかを見つめ直してみてください。
自身に何ができるか、できないかの分析を丁寧に何度も繰り返す地道な作業こそが実力を高める唯一の方法です。
以上でひまわりのブログを終わります。
ここまで読んでくださってありがとうございました。私のブログをきっかけにして、京大受験に対してモチベーションが上がった!という受験生が増えれば嬉しいです。みなさんを京大でお待ちしております。
受験生の進路実現を陰ながら応援しています!
こんにちは! ひまわりです。
国公立の前期2次試験も終わり、現在高2のみなさんはいよいよ受験生ですね!
高1以下の方も新年度に向けて気を引き締めるところでしょうか。
今回のブログでは、国公立大受験においての第一関門であるセンター試験(次年度からは大学入学共通テスト)、その試験で大失敗した私の経験談を踏まえてみなさんに伝えたいことを綴ります。
伝えたいことは2点です。
Point見通しを持った準備の大切さ
Point具体的な目標設定の大切さ
●高3秋~冬の私の学習状況
・・・受験生時代、センター試験対策にかける時間を十分に取れていませんでした。その理由としては
・理科が苦手で意識が向かなかったこと
・「どうせ2次試験で使わないし」と公民の勉強を疎かにしたこと
・「マーク選択形式だから、わからなくても答えはなんとか選べるでしょ」とセンター試験を甘く見ていたこと
などです。ですが、今このブログを読んでいる人には絶対にそんな風に思って欲しくはありません!
国公立大学入試において(※特に文系)では難関大においてもセンター試験の配点が高い募集単位も多いと思います。私の受験した京大法学部は、センター試験:2次≒1:2と、全体の3分の1をセンター試験の得点が占めました。これを多いと取るか少ないと取るかはみなさん次第かと思いますが、そんなセンター試験で失敗しないために、計画的に勉強し、計画的に得点率をあげることを意識してください。
時期としては夏前に一度確認すること。加えて共通テストに変わる中で問題傾向も変わるときいていますので、例年12月ぐらい~対策を始める受験生も多いかと思いますが、もう少し早めに対策することをお勧めします。
●私のセンター得点
実際に、私のセンター試験の得点を見てみてください。
科目 | 満点 | 得点 | 得点率 |
---|---|---|---|
英語※ | 200 |
180.8 |
90.4% |
数学 | 200 |
156 |
78% |
国語 | 200 |
136 |
68% |
理科基礎 | 100 |
69 |
69% |
社会(日本史・倫政) | 200 |
144 |
72% |
合計 | 900 |
685.8 |
76.2% |
※英語はリスニング含めた250点を200点に圧縮
京都大学に合格するためにはセンター試験で86%程度必要だとわかります(※合格者平均より)。センター試験でこの得点率を獲得することができれば、例年の京大法学部の合格者平均までは、2次試験で300/550点を取ることが必要となります。
目安までセンター得点で10%も足りていない私は、2次試験で他の受験生より30点以上多く得点することが必要でした。正直、センター試験が終わった後は「絶望」の一言で、しばらく落ち込んでいました。センター7割台で京大に受かった話なんて聞いたことがないし、他の受験生に比べて30点近くもビハインドがあることも絶望的でした。もちろんセンター試験後のデータネット・センターリサーチも全てE判定でした。
しかし、落ち込んでいても仕方がないので、私がセンター試験終了後にたてた最低目標がこちらです。
京大では、どの科目もバランス良く得点することが大切です。もちろん得意教科で点数を稼ぐことができたらいいのですが、難易度の高い問題となりますので、各教科目標を設定し、そこに到達させる視点が必要です。センター試験終了後は得意だった英語と苦手だった数学・日本史の得点をバランス良く獲得するために目標設定し、直前期の学習内容に落としていくことに徹しました。
この時に大事にしたことは
・数学ではとにかく3完、それ以上もそれ以下も目指さないこと
・国語はどの記述でも半分の得点をもぎ取ること
・英語は6割を死守、その為の対策だけすること
・社会は一問一答問題で55点/70点以上、論述問題で15点/30点以上を取ること
と、各科目具体的な目標を定め、そこからさらに各科目の各分野は…と具体的な目標を設定し、過去問演習に励みました。
上記目標を達成する為だけに必要なことだけを取捨選択肢、直前期の時間を過ごしました。
受験も終わり、実際に京都大学から送付された私の結果開示がこちらです。
センター試験に失敗しても、自分の力を客観的に判断し、無理のない範囲で目標を設定。それに向けて前回のブログでお話したような細かい計画をたて、それに忠実に従ったことが合格をつかみ取ることができた要因だったと思います。
みなさんも同じような状況にならないよう、まずは大学入学共通テストにむけてアンテナを張って準備をすることを大前提にしてください。
また、万が一失敗したとしても諦める必要はなく、それまで積み上げてきた学習と、やり方・戦略次第で現役合格をもぎ取ることができる!ということがみなさんに伝われば嬉しいです!
次回は私の京大2次試験で特にカギであった数学の勉強法について紹介したいと思います。
こんにちは、ひまわりです! 今回のブログでは、どのように学校の学習・行事と受験勉強を両立していたかを書いていきたいと思います。
せっかくの一度きりの高校生活だから、満喫したい!と思うのがおそらく普通です。しかし、受験も迫っている…そんな時、私がどのように学校と受験勉強を両立していたか皆さんにお伝えしていきます。
① 学習面
② 行事面
に分けてみていきましょう。
私の通っていた高校は、ほぼ全員が大学受験をするにもかかわらず、決して受験勉強をメインに扱った授業があるわけではありませんでした。特に英語はオーラルイングリッシュがメインで、ネイティブの英語の先生が会話を中心に授業する形式だったので、受験英語に必須の文法は完全に塾頼りの人がほとんど。他の教科に関しても受験というよりは、その教科について深めていく形式でしたので、受験範囲を全てカバーする科目はそれほど多くありませんでした。
ですので、学校の授業に関して受験勉強に活きそうだなと思う点に関しては積極的に取り入れましたし、そうでない部分に関してはその科目のことを深める時間として、入試に向けて気合いをいれてというよりはリラックスして取り組みました。授業でネイティブの先生の授業を受けたことに関しては、将来の英語活用シーンを思い描くとありがたかったですし、受験においてもセンター試験リスニングではとても役に立ちました。リスニング力を鍛えるためには正しい発音を聞いてシャドーイングすることがとても効果的だと感じました。
また学校で大手塾の模擬試験を受けることはできませんでしたので、外部会場に受けに行くことも多くありました。もちろん定期的に受験する模試を目標に計画を立てることが大切だと考えていました。この計画立てがきちんとできていない時は模試でも結果が出ず、うまく行かないことが多かったです。
結局、自身が力をつけるためには、学校や塾での授業を受け身で受けるのではなく、その時の自分に必要なことを考えて行動する必要があると思いました!
受験勉強にはあまり協力的ではない学校での生活も、受験生という視点から見ても無駄な時間だとは思いませんでした。私はそこで過ごす時間をある意味、息抜きのできる時間だと思っていました笑。仲の良い友達と話しをして、信頼できる先生と話す時間はむしろ受験生活に必要だったものと思っています。
高3は受験を中心としてみれば受験生であることは当たり前ですが、高校からみれば一番先輩で、様々な行事の運営の中心であるという学校も少なくないのではないでしょうか。私の高校はまさにそうで、二大イベントである体育祭と文化祭はどちらも高3生が主体となり、学校全体を盛り上げる役目でした。私は主に体育祭に深く関わっていたのですが、毎年春に開催される体育祭に向けて前年夏頃から準備を開始し、運営の引き継ぎなどを含めると高3の夏頃まで体育祭に関わりました。夏休み明けの文化祭運営に携わる友人であれば、受験直前期の秋頃まで文化祭のことを考えていたと思います。
このような行事を楽しむためには、なんと言っても切り替えが大切だということを痛感しました。勉強をする時は勉強、楽しむ時は楽しむ。「学校行事のために宿題を疎かにしてしまっていいのか…」とか、「塾に遅刻してまで…」と思う人も少なからずいると思います。しかし、切り替えさえできるのであればこの両立は難しいことではありません。切り替えをするための手段を持てばいいのです。学習面でも触れましたが、日々計画を立てること、また少し先の目標を立てておくことが不可欠です。計画の立て方については、人それぞれありますが、東大のしーちゃん第2回ブログも参考にしてみてくださいね!
少し先の目標を考えて計画を立てるからこそ、前もって準備をすることができる。またギリギリの状況の中で頑張るから効率を上げるために様々手段を考える。両立を目指すことが結果的に自分の力になってかえってきます。
みなさんももしかしたら、部活動と学習の両立、学校行事と学習の両立など、悩まれているかもしれません。悩まれているのであれば、どちらも取りましょう!!
次回は、私がセンター試験で大失敗したこと、またそこから京大に合格するまでを綴りたいと思います。
みなさんこんにちは、ひまわりです!
今回は、「私がなぜ京都大学を志望し、なぜ法学部を選択したのか」をみなさんにお伝えしたいと思います。
突然ですが、みなさんは京都大学にどんなイメージがありますか?
京都大学といえばやはり、「自由な学風」でしょうか。
世の中には大学が数え切れないほどありますが、ほとんどの高校生の方はその違いをよくわかっていないと思いますし、情報量が膨大な中、大学のことを調べ切ることも難しいですね。国公立・私立の違いもありますし、立地面など地元旧帝大と東大・京大で悩む高校生も多いと思います。そんな中で言えることは【判断の基準を持つこと】だと思います。
私が京大に決めた理由(軸)は大きく分けて3つあります。
一つ目は、関西で大学生活を送りたかったことです(※ぼんやりとした理由ですが(笑))
私のように首都圏以外に住んでいる方は大学を決める際に「上京する」か、「各エリア中核都市」か、あるいは「地元に残るか」でまずは悩むと思います。
私ももちろん東京の大学は憧れもあり考えましたが、慣れ親しんだ土地であること、また大好きな実家にすぐ帰ることができるように関西に残りたいという気持ちが勝ち、関西に残ることを決意しました。ちなみに、大阪大学の方が実家から近いのですが、京都への憧れもあって、(※京都の街並みが歴史を感じられる点も素敵だと感じています。)京都大学に決めました。
二つ目は、東大の進振り制度よりも京大の制度の方が自分に合うと思ったからです。東大の進振り制度(※しーちゃんのブログ参照:第1回~このブログを通じて伝えていきたいこと)に対して、京大は入学当初から4年間、自身がが専門とする分野が決まっています。
私は法学部に所属していますが、1回生で入門科目と一般教養科目を中心に勉強し、2回生以降は専門科目メインで授業を受けて深めていきます。はじめから志望学部も決まっていたので、進振りで法学部に進めるかが確定していない状態より、学ぶ内容が決まっている京大の方が安心でした(笑)し、早い段階で専門科目の内容を学ぶことができる点も重要な要素でした。
三つ目は、京大の開放感です。毎日青空の中に浮かぶ時計台をみて、登校したいなと思ったことも京大を目指した理由の一つです。前述した通り、京大は自由な学風で知られています。大学入学後に知り合った友人も大学の雰囲気のおかげか、おおらかで自由奔放な人が多いような気がします。(※完全主観ですが)
自由で開放的な雰囲気の中で4年ないしは6年間学びたい学問を追及してみるのもいいのではないでしょうか。京大の自由な雰囲気を感じたいと思った高校生のみなさんは、京大のオープンキャンパスや学園祭にぜひ来てみてくださいね!
志望学部についても悩む点だと思います。ちなみに私は志望学部から決めたタイプで、法学部を志した理由はテレビドラマ「HERO」でした(法学部志望あるあるです笑)。将来的に法曹界に進むかはわからないにしても、法律にとても興味を持ち・勉強をしたいと思って法学部への志望を決めました。本来は自身が「社会との関わりの中でどう生きるか」などが考えられていたらいいのでしょうが、なかなか難しいので、毎回少し背伸びをしてどのようなことをしたいのかを考えればいいかと思います。
これまでで、将来へのイメージを少しずつ持ってくださった方も多いのではないでしょうか?「どの大学を」、「どの学部を」志すかは人それぞれなので、まだ決まっていない人も焦らず、自分に向き合いながらゆっくり考えてみてくださいね。
高校生活には受験以外にも楽しいことがたくさんありますので、もちろんそちらも全力で。
次回以降は、高校生の私が京大を目指すまでの、波乱万丈な受験生活を紹介していきたいと思います。次回は「学校と受験勉強の両立」についてです、お楽しみに!
はじめまして!
本日より全5回でブログを執筆させて頂く【ひまわり】です! よろしくお願いします!
【自己紹介】
名前:ひまわり
所属:京都大学法学部2年生
出身:大阪府
趣味:旅行、ドラマ・映画観賞、漫画を読むこと
アルバイト:個別指導塾講師
高校:兵庫県私立高校
通っていた塾:鉄緑会(高1〜)他
私の受験生活は、一言で言うと「波乱万丈」なものでした。
このブログでは受験生活を通してどのようなことを学んだか、そしてどのように力をつけて京大現役合格を勝ち取ったかを書いていきます。
今この記事を読んでいる方には
・春から受験生になる方
・受験勉強をどのように始めたらいいのかわからない方
・志望校決定に悩んでいる方
様々な状況の方がいると思います。わたしもみなさんと同じ道を少しだけ先に歩んできた一人として、参考になる様々なことを伝えていきたいと思います。
高校生のみなさんにとっては、大学生がどのような生活をしているかとても気になると思うので、私のある一日を紹介します。