はじめまして! 本日から全5回でブログを執筆させて頂く慶太です!私はこのブログを通じて、「自分が受験生のとき」に「何をどう考え」「どのように受験生生活を送った結果」「どうなったか」を、ストーリー形式で時系列順に書いていきます。「これはやっておいてよかった」というものもあれば、「ここはこうしておいた方がよかった」という後悔も含まれています。そのような「生の声」をお届けします!
こんにちは。慶太です。
このブログもとうとう最終回。今回は自身の大学入試について話していきたいと思う。
●センター試験直前期
国公立医学部志望という理由で、センター対策には特に力を入れていた。英語や理系科目は二次試験の対策で十分カバーできていたため、センターのみの地理とそもそも苦手な国語。
(特に古文漢文)を重点的に対策した。12月は勉強時間の多く(半分くらい)をセンター対策に割いていたと思う。実際、地理は過去問20年分に加えて各予備校が出しているセンターパックのようなものを20回分ほど解いた。国語に関しても過去問をやりこんだ。過去問は本試と追試の両方を解いた。追試は本試よりも難しく作られているようでめ、いい演習になったと思う。
私は東大理三志望だった。東大はセンターの比率が低いため、理三一本に絞るのであればここまでのセンター対策は不要であったのかもしれない。それでも私がここまでセンター対策を行ったのは後期で医科歯科の受験を視野に入れていたからである。このときはそもそも慶応・医に行くという発想がなかった為、前期で不合格だった場合は後期の医科歯科or千葉orそれ以外、という選択をすると考えていた。後期の医科歯科のセンターボーダーはとても高く95%あっても足りないということだったが、私は理三の合格を期待できる学力では全くなかったため、後期での受験を少しでも有利に進めるためにセンター対策にかなりの時間をかけた。
●センター試験本番
試験は2日間で、1日目は地理・国語・英語・リスニング、2日目は数学・理科である。
前日は早めに寝て(と言っても11時くらいだが)、試験に備えた。なかなか寝られなかったのは緊張しているからというよりは単純に眠くなかったからである。前日にしっかり休むためにも生活リズムは整えておこう。
当日の朝は知識の最終確認を行い、先生方の激励を受けて会場入りした。マークを塗るための鉛筆は多めに。またトイレはかなり混むため、可能であれば駅や近くの施設のトイレで済ませてから会場入りしたほうがいいと思う。そうこうしているうちに試験が始まった。
地理は1問目から分からなくて、内心かなり焦った。幸い試験時間には余裕があるので少し時間をとって落ち着き、解き進めていった。手ごたえはあまりなかった。
国語は地理以上に苦戦した。現代文はスムーズに解くことができたのだが、古典で文章の題意把握をするのに苦労した。手応えは地理以上になかった。
この2科目で正直、浪人を覚悟していた。手応えが全くなかったのである。しかしまだ分からない。残りの英数物化で満点をとってやる。そう自分に言い聞かせて気持ちを切り替えた。これの切り替えはかなり役に立ったと思う。
英語・リスニングはいつも通りの手応えであった。正直なところ、1日目が終わった時点でかなり落ち込んでいた。帰り道、友達と会話していたら少し気分が晴れたのがせめてもの救いだった。(試験のことについては全く話さなかった。)
2日目は数学ⅡBの時間が足りなくて1問解けなかったこと以外はうまくいった。多少心が晴れたが、初日の出来を思い出すと心が重かった。自己採点したくなかった。
家に帰って運命の自己採点。780点くらいを想定していたが、採点した結果はなんと840点。模試での自己ベストを約50点も上回る結果となった。地理が80点以上取れていたのと、国語で170以上取れていたのが高得点の理由となった。肩の荷が降りた思いだった。
自己採点は2日目、つまり全ての試験が終了してからすべきである。1日目が終わった後に1日目の科目の自己採点をしてしまうと、その結果によって少なからず2日目に影響が出てしまう、とよく言われているからである。結果が気になって集中できない、という意見もあるが、そこは全力を尽くすのみである。
●2次試験直前期
前期はセンターボケから一刻も早く脱却するために二次型の問題を解きに解いた。具体的にはこれまでの通常授業の総復習と、直前期の講習の学習に取り組んだ。講習には「慶應義塾大学医学部物理対策講座」というのがあり、慶應医学部の入試で頻出な原子物理を徹底的に対策することも良かった。
国立二次前期試験の前に慶医の一次試験があった。物化は簡単なため高得点が必須である。過去問を解いたときは凄く難しく感じていたのだが、数学が思いのほか出来がよかった。
そして知識や解法など、最終確認をして、入試本番に臨んだ。
●入試後
自分の入試を振り返ってみると、現役だったということもあるがかなり強気の出願をしたと思っている。東大に受かる見込みは低く、慶医も確実とは言えなかった。それでも、「本当に行きたい場所」に絞って受験をして、結果的にそこに進学することができて本当に良かったと思っている。もちろん、いろいろな後悔はある。英語の力を高2までにつけておければ、余った時間を数学などの理系科目に回せて、もっと数学で点数が取れるようになっていたかもしれない。前期で医科歯科を受けていれば、合格していたかもしれない。しかし、それらを含めて、いい受験ができたと思う。
「大学受験を頑張って本当に良かった」と思えるように、このブログの読者様には頑張って欲しいと思っている。
全5回、ありがとうございました。
皆様の進路実現を陰ながら応援しております。
みなさんこんにちは! 慶太です。今回は以下観点で書いていきたいと思う。
「夏明け9~10月の学習と、防医一次(前哨戦)」
「自分流ケアレスミスのなくし方」
●自身にとっての前哨戦「防衛医科大学校」受験を通して
Point!極限状態で力を発揮するための慣れを体感
Point!持てる力で最高得点を取る為の「戦略検討」トレーニングに
ここからは防衛医科大学校の入試について書いていきたい。
なぜ防医を受けたかというと、高3時にお世話になった先生に勧められたからであった。その先生も「防医を受験して、一度入試の雰囲気を体感しておくことでセンター試験や二次試験で落ち着いて入試に臨めた」と仰っていた。入試慣れしておくことはプラスに働くと思い、受験を決めた。入試という一発限りの極限状態の中で力を発揮するためには、「知る・体感する・整える」ことが必要だろう。そうと決まれば準備である。
防医の一次試験は択一式と記述式の2つ。択一式は90分で英語・数学・国語、記述式は英語・数学・国語・理科の4教科である。医学部受験では珍しい国語の記述に加え、この択一式が意外と曲者であり、6~7割の得点を取らないと記述式の採点がなされないという話を聞いていた(※真偽のほどは分からないが)。
特に現役生は、理科が浪人生に比べて完成していないことに加え、入試の時期が10~11月と早いこともあり、合格する為にはかなり高い学力が必要になると情報を得ていた。そのため私は対策を夏休み明けに開始した。幸いオーソドックスな問題が出題されることが過去問の傾向から把握できたため、択一式の時間配分を決定するためにシミュレーションを行った。
実際に時間を測って何度も解き、自分に一番適した時間配分や解く順番を決定した。普段の学習でカバー出来ると考え、記述式の対策は特に実施せず。
何度もの過去問演習により、私が決めた解く順番と時間配分は以下のようになった。
・国語15分→英語25分→数学40分→見直し10分
最初に国語を持ってきた理由は自身にとって解きやすい国語に最初に手を付けたかったからであり、数学が圧倒的に重いと感じて、数学を最後に持ってきた。実際の過去問演習ではこの順番、時間配分が一番しっくりきたため、入念にイメージトレーニングをして本番を迎えた。
●実際の試験会場
択一式の試験が始まった。ここでの失敗は許されない。真っ先に国語の問題を開き、解答を開始した。出来は芳しくなかったが、時間としては程度で終了し、時間的に余裕をもって英語へと進んだ。英語にはかなりの苦戦を強いられた。文章が長く難しかったことに加え、選択肢も惑わされるようなものばかりだった。解答欄が埋まらないまま、時間だけが過ぎていった。焦りが焦りを呼び、半分くらいしか解けないまま25分が経過。泣きそうになっていた。
英語は一旦諦めて数学に進んだ。ここで奇跡が起こる。何と数学(全15問)が25分で全部解けてしまったのである。これは嬉しい誤算であった。数学での満点を確信した私はその後落ち着いて英語に戻り解答を再開した。
不思議なことに、英語の文章を落ち着いてもう一度読んでみると、すんなり理解出来る部分が多かった。
焦りは禁物である、ということを試験中に実感したのだ。そして英語・見直しを終え、択一式の試験が終了した。
体感では国語が5/10、英語が10/15、数学が15/15、合計30/40だった為、とりあえず択一式はクリアしたかなと思い安心できた。
記述式に関しては1日目の英語・国語の出来は悪かったが、2日目の物理・化学が思いの外好感触。数学に関してはほぼ満点近くとれた感覚があった。
そして約1ヶ月後、一次試験合格発表の日。
合格している確信は全くなかったが、英国の失敗を理数でカバー出来ていればいいな、と思って見てみると見事合格。二次試験への切符を無事手にすることができた。極限の中で落ち着きを取り戻せたことで突破できた試験であった。
●自分流ケアレスミスのなくし方
Point!ミスをしない為の仕掛けを作る
Point!ミスをしても、気付ける仕掛けを作る
実は防医の択一式の数学の見直しをしている際に、運よく1つケアレスミスを見つけることが出来た。ここでは、私なりの「ケアレスミスの防ぎ方」を書いていこうと思う。
そもそも、ケアレスミスによる失点を防ぐには、
①そもそもミスをしない
②ミスしても、それに気付いて修正できる
この2つが必要であると考えている。
①については
・図を大きく描く
・何が問われているのか(最大値なのか最小値なのか極値なのか、など)に印をつけて意識する
・式の変形は一行おきにチェック・検算する
などをしてミスを防いでいた。
②については
・単位チェック(特に物理)
・定性的なチェック・・代入、再計算などをしてミスに気付けるようにする
・ミスに気づきやすくするために計算用紙を線で区切る
・どの計算がどの問題のものなのか一目でわかるようにする
などである。
私の場合は「式の変形の際のミス」が多かった(-11と+1を間違えるなど)。そこで式の変形を一行おきにチェックすることでそのミスが激減し、物理の定性的なチェックも役に立った。(sinとcosのミスが減った。)
これは入念な準備&シミュレーションによってのみ培われる力かと考える。みなさんも自分なりにケアレスミスを防ぐ方法を確立してほしい。
今回はここまで。次回もお楽しみに!
みなさんこんにちは。第3回のブログとなります、慶太です。
今回は主に少し先を見据えた話
・夏休みの学習と模試
・夏休みが終わった後、何を考え、感じたか
ということについて話したいと思う。
まず初めに、1つ言っておきたいことがある。受験を終えた今だから言えることだが、
「春休みや夏休みはとても短い!!!!!!!!」
ということである。「40日くらいあるから、かなり力が伸びるだろう」という考えは甘いと言わざるを得ない。しかし受験生の私はそのことを知らなかった。そのため夏休みが終わった後、後悔することになった。当時このことを知っていれば、違った受験生活を送っていただろう。
前置きはこれくらいにして、私の夏休みの学習について語っていこうと思う。
高校の期末試験を終えて、夏休みが始まった。この夏休みの過ごし方が入試の合否を決める大きなファクターになることは分かっていた。40日というこの膨大な時間を前にして、何をしようか。選択肢は無数にあり、困惑していた。
鉄緑会の通常授業は夏休みなど関係なく行われていたので、その予習・復習を行うことは決まっていた。また通常授業とは別に、任意で講習を申し込むことが出来る。私はセンター試験で受験する地理の講習と、強く勧められていた物理・化学の講習を取っていたので、その予習復習をすることに決めた。夏休み序盤は、まずまずのペースで学習が進んでいたと思う。通常授業の学習はある程度こなせていた。センター地理は途中で予習復習が追い付かなくなってしまったものの、色んな考え方や知識を身に着けることができたので実りあるものだったと思っている。逆に自分の場合は化学の講習は必要あったのかと思う。というのも予習段階でほぼ全ての問題が解けていたからだ。講習を申し込んでいても、自力で出来そうだと思ったらその時間に別のことをすることも戦略であろう、と今なら思える。時間を別のことに使うことができればいいのではないだろうか。
この時期は東大大学別模試があった。対策をして模試に挑んだ訳ではなく、単純に対策する時間がなかったので、自身の実力を測る観点で受けた。
鉄緑会の通常授業に加え、この時期は英語・数学の講習。かなり時間的には厳しかったが、親が他塾の「小論文講習」に申し込んでいた。1日ならまだしも4日間の講習であり、さすがにその余力はないため「行かない」と断ったのだが、心配性の親がどうしても行けというので仕方なく行った。しかしこの選択は間違いであった。たった4日間、小論文の講習を受けただけで私の小論文の質が劇的に良くなり、満点に近い答案を書けるようになる訳がないのである。
いよいよ夏休みも終わりが近づいてきた。この時期にも東大の大学別模試があり、かなりハードであった。この時期も通常授業に加えて物理と化学の発展演習講座を取っていた。しかし、通常授業の学習に加えて2回の模試の復習。発展演習講座の予習復習に回せる時間などなかった。結局、授業だけを受けて終了してしまった。
以上が私の夏休みの学習であった。今だから言えることだが、
【あれこれ手を出しすぎて、どれも中途半端で終わってしまった。】
「様々出来るようになる」はずの夏休みが、一転して「なにも出来るようにならなかった」夏休みになってしまい、そのことに気づいたのは夏休みが終わったときであった。
これを読んでくれている人たちにどうしても伝えたいことがある。
それは「春休みや夏休みという比較的長い時間があっても、目的意識を持たず、何でも手を出そうとすると失敗する。学習することを絞って、じっくり取り組み、成果を確認しながら前進する長期休暇を過ごして欲しい」ということだ。2つか3つでいいから、休み期間の具体的な目標を決めよう。それができれば目標をスケジュール化し、決めたことに向かってじっくりと学習を進めるだけである。
センター模試と、大学別模試について書こうと思う。
センター試験型模試を何本か受けた。これはやっておいて良かったと思う。最高点は770くらい。どうしても800は超えない。地理国語が安定してなかったことが一番の原因であった。数学と物理化学は安定していたのでよかったが、夏前の早い段階で必ず自身の様子がわかるよう受験をお勧めする。
東大型模試は
①:英語84/120 数学50/120
②:英語66/120 数学52/120
※国語物理化学は省略
であった。英語は1学期の学習の成果が徐々に現れ始めた。しかし問題は数学であった。なかなか点数が伸びないのである。6問セットの演習のときと点数がそれほど変わっていない。初見の問題に対する対応力は依然として弱いままであった。
これこそが第2回の記事で紹介した「壁」である。しっかり復習はしているのに、初見の問題に対する対応力がなかなかつかない。このような壁にぶち当たっていた。
何人かの先生に相談しにいった。そして、以下の回答を得た。
「問題の復習をするときは、ただ解法を読んで理解して終わらせるのではなく、どうしてそのような解法になるのか・なぜその解法を思いつけなかったのか・どうしたら思いつくことができるのか、ということをとことん、気のすむまで考えなさい。」
「問題を一般化して考えること。結局受験数学なんてパターンなんだから、問題がどのパターンに落とし込めるのかを考えればよい。」
実にためになるアドバイスであった。今までの自分に欠けていた視点であった。
1問1問ごとに捉えることしかできていなかったので、【問題を一般化する】ということは新鮮であり、実践してみると効果も感じられ面白かった。
そしてこのアドバイスをもとに数学の学習を進めていった。その結果、どうなったのか。それは次回に綴ることとしよう。
このブログを読む受験生は、新高3になる春休みの最中かと思う。長期休暇はまとまった時間がとれる時期であるので、ぜひすべきことを明確にして、かつ欲張りすぎずに計画を立ててほしい。
みなさんこんにちは。慶太です。
今回は主に
① 中学~高2終了段階までの学習状況
② 高3開始時の決意と、1学期の学習
について話そうと思う。
※リラックスして読んでくださると幸いです。
※学校の勉強は大前提の上で伝えています。
私は中1から鉄緑会に通っていた。中学生の時は数学よりも英語が得意で、中2でレギュラークラス(鉄緑会の上位15%くらい)に入ってからは中3が終わるまでレギュラークラスに所属。一時は鉄緑会の最上位クラスであるAクラス(上位15人程度)に所属していたほど英語が得意であったし、好きだった。数学に関しては教科としてそれほど好きではなかったことと、今だから言えるが、宿題に真面目に取り組まなかったこともあり、レギュラークラスに入れるギリギリの点数を取ることがやっとでしがみついていた。
高校生になってからは数学の学習・宿題に向き合うようになった。そのきっかけは、レギュラークラスから下位のクラスに落ちたことで感じた危機感。あまり好きではなかった数学だが、勉強をすればするほど力がつく実感を持つことができたし、それが嬉しく、ますます数学の勉強に取り組んだ。
しかしその一方、英語の成績は停滞。理由としては2点で
① 勉強量が減ったこと
② 基礎的な事項の暗記を怠っていたことが大きな理由であろう
と今なら思える。
【危うい状況に気付けなかった自分】がそこにいた。
暗記という地道だが必要な努力を怠っていた。気付けば英語よりも数学の方が好きかつ得意になった。 高2ではこれまでの英語・数学に加えて物理・化学の授業が始まったこともあり、理系科目に勉強時間の大半を割くようになった。
英語の勉強時間は更に減少したが、夏の塾内模試ではそれなりの結果を残していたこともあり、この時も私はそこまで英語に関して問題視していなかった。その時は自身の英語力が大きく落ちていることに気付いていなかったのだ。
高2冬の塾内模試を迎えた。この模試は鉄緑会最後の模試であり、高3の1年間のクラスを決める重要な試験であった。直前期の環境を決めるクラス分けが掛かっているので失敗は許されなかった。
数学はまずまずの手応えで終え、英語試験の時間になった。手ごたえはあまりなかったが、平均点は取れているはずだと思っていた。この時もまだ自分の過去の英語が得意だった頃を思い描いていた。
しかし、結果は40点台となり(平均は60程度/120)英語の勉強不足、努力不足、慢心が仇となってしっぺ返しのように結果として返ってきたのだ。結果を見た瞬間呆然とし、涙まで出てくるほど悔しかった。また多くの友人達に「なんでお前が・・・」「あれだけ英語できてたのに・・・」と言われたことも心に深く突き刺さった。
その結果を受け、私は英語の勉強に必死で取り組んだ・・・と言いたいがそうでもなく、現実を受け入れることが出来ていなかったのだ。「今回はたまたま失敗したのだろう」と思い込もうとしていた。先生に「今回はたまたまコケちゃっただけで、普段の演習ではちゃんと取れているから、そんなに落ち込まないで。」と言われていたこともあり、以前よりは英語を勉強するようにはなったものの、相変わらず数学と化学を中心に勉強に取り組んでいた。
高3最初の英語授業は東大の過去問を用いた演習であり、実際に時間を計測して解答した。手ごたえはそれなりにあり、結果は65点(120点満点)。自分としてはまずまずの結果であると思っていた。クラス内でほぼトップの成績であり(といっても下位クラスだが)多少浮かれていたが、先生はこう言い放ったのだ。
「今回の演習で6割を切った人。ほぼ全員かな。深く反省して、学習態度を改めること。この年は標準的な問題が多くて点が取りやすいセットだった。にも関わらず6割すら取れないというのは、正直酷い。たまたま校内模試で失敗してこのクラスに入った、と考えている人も中にはいるかもしれない。しかし今回のセットで6割を切っているのであれば、たまたま校内模試を失敗したなんて思わないように。それはたまたまでも何でもなく、ただ実力が出ただけだ。猛省しなさい。そして学習態度を改めなさい。今まで、しっかり学習を積み重ねてきましたか。復習・宿題は欠かさずやっていましたか。暗記はしっかり毎週やってきましたか。自問自答してください。」と。
衝撃の言葉だった。しかし、それが真理であることはすぐに理解できた。
思い返せば、思い当たる節はいくつもあった。
・復習はほとんどしない。
・宿題もしないことも多かった。
・塾の授業をサボったことも何度もある。
・暗記は当日詰め込むだけ。
成績が落ちるのは当然の結果だった。
このままではいけないと初めて強く思えたし、まずは英語の成績を元の水準に戻さなければならないと思った。
そのために、【復習の徹底】として以下を決意し、がむしゃらに勉強に励むことに決めた。
―授業プリントを何度も読み返し、
―文の構造を理解して
―自分で説明できるようになるまで徹底する
―暗記物は電車内
―毎週3題は新規問題に取り組む
結果は必ずついてくると信じて学習を行うことを決意したのだ。
自分に足りていないことは「語彙力と精読力」であると考え、語彙は復習の徹底で、精読力の向上のためには「丁寧に文章把握を行う」そして「説明できるようになる」まで理解を高めることで実現しようと決めた。
結果、夏の模試でどのような結果が出たのか。それは次回伝えていきたいと思う。
また数学については高3で最上位クラスに入り、順調に学習が進んでいると感じていたのだが、ある壁にぶち当たった。この壁とは何であるのか、それも次回に。
はじめまして!
本日から全部で5回、ブログ執筆を担当させて頂く慶太と申します。よろしくお願いします!
【自己紹介】
名前:慶太
所属:慶応義塾大学医学部2年生
出身:神奈川県
趣味:映画鑑賞、旅行、ボウリング
アルバイト:個別指導塾講師
高校:神奈川県私立高校
通っていた塾:鉄緑会東京校(中1〜)他
⇒これまでの経歴としては、中学受験をし、鉄緑会に入って、大学受験に向けて準備をして挑むという首都圏「あるある」のルート。
まずは現在大学でどのようなことをしているのか。