クラブ長の塚口と申します。
我々はこのたび昨今の大学入試の変化に対応すべく、「新高3生と東大・京大・医学部生が所属するCLUB」を立ち上げました。今後、みなさんの受験生生活をお手伝いすべく、有益なコンテンツをお届けしますので、ぜひご期待ください。
リアルな一面をお見せすることを重視しており、必ずしもキレイに整っていないかもしれません。最難関大学合格を勝ち取った現役の大学生が所属するクラブだからこそお伝えできる情報をお伝えしていきます。
新高3生の皆さま、こんにちは!High-Score Club(ハイスコアクラブ)クラブ長塚口です。
このような状況ですが、日々の学習は進んでいますでしょうか?皆様、ご家族の健康を第一に、できること・すべきことを進めてくださいね。
今回の記事では④「学習」⑤生活リズムについてお話します。「学習」については「学習の質」に関してお話していきます。
大学入試で合格するためにはどのような観点が必要でしょうか。我々は最難関大であっても
・落としてはいけない問題(解くべき問題)を見つけること
・その問題を取りこぼさず解き切ること
の2点だと考えます。
その問題を見つけた際に、その問題を解くためのアプローチを1パターンしか持っていなければ、そのアプローチで解けなかった際にはその問題を落としてしまうことになります。そうならないために、我々は「定石」という考え方を大切にします。
言い換えると【○○の状況では××するのが最善という体系化された手法】です。
一例をあげてみますね。
例えば、【多変数関数の最大最小をテーマとする問題】が出た際に皆様はどのような定石を思い浮かべるでしょうか。
・グラフを書く
・微分
・平方完成
・解の存在条件
・線形計画法
などを思いつくでしょうか?
一つ一つは学校で学んでいるかと思います。
ではその定石をどのように使って、解き進めていくか(実験していくか)説明ができますか??
話を進めます。
皆様は前提として【実質的な変数の数を見極め】をしていますか?
なぜなら、実質的な変数の数が1 つなのか,それとも2つ以上なのかによって大きく方針が異なるからです。
Step1. 実質的な変数の数を見極める
Step2. 変数の数に合わせて処理
① 1 変数の場合:グラフ
2 次関数では平方完成
3 次関数以上では微分
② 2 変数以上の場合:文字固定
Step3. 上記の方針でうまくいかない場合
最大最小を求めたいものを= k と置き,
① 方程式の解の存在条件
② 線形計画法
でしょうか?これで思考の回路が整理できましたね。もちろん一つ一つの定石をどう使うか、使う際の注意点もありますが、それはまたとします。
2次試験の演習などに進んでいく際・問題の復習をする際には、ただ解法を読んで理解して終わらせるのではなく、「どうしてそのような解法になるのか・なぜその解法を思いつけなかったのか・どうしたら思いつくことができるのか」ということを深く考えることによって、「問題を一般化する」ことができ、1問1問をただこなすではなく、1問から様々なことを学び取れるようになるかと思います。
学習の質を高めましょう。
もちろん学習の質を高めるだけでは学力は伸びません。
学力は「量×質」になりますので、学習量の担保も忘れずに。
学校・塾等がない日は1日12時間程度を最低でも学習時間に充てたいですね。
その為の生活環境としての生活リズム
―起床時間
―就寝時間
―勉強開始時間
―食事時間
―入浴・休憩時間
などは一定にして毎日のルーティンとしてしまいましょう。
大変な毎日が続きますが、皆様を応援しております!引き続き宜しくお願い致します!
新高3生の皆さま、こんにちは!High-Score Club(ハイスコアクラブ)クラブ長塚口です。
このような状況ですが、日々の学習は進んでいますでしょうか?皆様、ご家族の健康を第一に、できること・すべきことを進めてくださいね。
今回の記事では③計画についてお話します。
さて皆様、
-今日はどのような学習をする予定ですか?
-今日、何を「できる」ようにしますか?
-明日、一週間後、一ヶ月後、夏休みまでにどのような状態になりたいですか?
この質問に答えられるよう、「逆算」で考えてきましょう。
どのような状態になりたいか?については目標を具体化した際に話をしたかと思いますので、それを達成するための計画を「具体的に」立てていきます。
わかりやすく英単語を例にとりますと、
このように、
「夏までにすべきことを洗い出し(=長期目標)」、それを
「マンスリー/ウィークーに細分化(=中期目標)」し、最終的には
「デイリー(=短期目標)」で
「どの時間帯に、その学習行動を行うのか」まで決定。
上記を全ての教科、すべての学習項目で決定してください。
そうすれば、毎日・1週間の具体的な計画ができますね。かつこれを「可視化」すること。きれいに書く必要はありませんので、紙に書いて可視化できるようにしましょう。
ここまでできれば、毎週日曜日に振り返りの時間を30分設け、できたこと、またできなかったことの理由を考えて次週の計画を微修正するということになります。
ただやみくもに勉強していても成績は思うように伸びません。戦略を持った計画立てと実行を期待しています!
今回は以上です、次回もお楽しみに!
新高3生のみなさん、こんにちは! High-Score Club(ハイスコアクラブ)クラブ長塚口です。特別編の前に【目標の決定】についての記事をご覧いただきました。その続きをお伝えします。
本日は【現状の分析】について話です。
さてみなさん、日々学習を積み重ねるのであれば、合格に近づくために「力のつく学習」 をしたいと思いませんか?
そのために必要なことが「現状分析」 となります。それぞれ相対評価・絶対評価によって自身の現状を認識・分析していきましょう。
相対評価をする際に参考になるものが「模擬試験」ですね。
模擬試験には
―スタンダードレベル(マーク・記述)
―ハイレベル
―大学別
の3種類があります。測りたい力によって受験すべき模試が変わってきます。
土台となる力・典型問題への対処力を測りたいのであれば、幅広い分野が網羅されてるスタンダードレベル模試を選択します。
今回はスタンダード模試を例にとって話をしていきますね。
模試受験が終わりしばらくすると結果帳票が届きます。
帳票には
―得点
―偏差値
―平均点(全国)
―順位(全国)
―志望校判定
―各教科各分野成績
などが並びますので以下観点で見てください。
⇒このような質問をよく受けます。こちらは模試では測定できない力ですし、人によって違うはずですね。そもそも模試結果で180点に到達しているのであれば、語彙力は順調でしょうが、そうでない方も多いはず。ぜひ以下を試してみてください。
今回は以上です、次回もお楽しみに!
2020年6月実施の進研模試・大学入学共通テスト対策模試(ベネッセ主催)において、以下点数をハイスコアクラブ生の目標点とします。
こちらのグラフをご覧ください。
みなさんの第一志望合格を実現するために、先輩たちが残してくれたデータ見ましょう。
ポイントは【模試結果で志望大学チャレンジ圏内か確認できる】ことです。もちろん現時点で圏内に入っていなくとも大丈夫です。しかし、3年生も夏頃になると「合格圏内にいるかor少し厳しいか」の大勢が見えてくるのも事実。グラフにもあるように、大学群によってどの程度点数が求められるかがわかります。その数字を便宜上765・680・630と設定します。今回の模試と6月模試を比較しても各大学合格者の得点・得点率は大きく変わりませんので、上記点数を目標とし、合格圏内に確実に入るために準備をしましょう。
夏前6月に実施される進研模試・大学入学共通テスト対策模試(ベネッセ主催)で上記の点数を目標とし、学習に臨むこと。
・各教科何点獲得して目標点数に到達するのか
・そのためにどのようなことを学習すべきか洗い出し
・月ごと、週ごとの計画にブレイクダウンし
・実行&軌道修正
をしてください。
上記実現に向け「力を高めるための様々な情報」をお届けするためにClub765、Club680、Club630を立ち上げています。ハイスコアクラブ内での更新情報はもとより、受験生のみなさんの志望校に合わせた情報を提供します。(LINE登録ページはこちら)
Club765~東京大・京都大・国公立医学部医学科を志望する人が所属するクラブ~過去の入試結果より、6月マーク模試(2020年度からは共通テスト対策模試)で765点/900に到達している受験生は安定して、東大・京大・国公立医学部医学科へのチャレンジ切符を手に入れています。もちろん個別試験で目標得点に到達する2次力が必須ですので、最低限この点数に到達していることが合格への要件の1つと言えますので、「765」を目標とします。
Club680~難関10大学の中でも一橋大・東工大・大阪大を主に志望する人が所属するクラブ~過去の入試結果より、6月マーク模試(2020年度からは共通テスト対策模試)で680点/900に到達している受験生は安定して、一橋大・東工大・大阪大へのチャレンジ切符を手に入れています。この大学群はとりわけ数学の入試問題の難易が高く、個別試験で目標得点に到達する2次力が必須ですが、この点数にまずは到達していることが合格への要件の1つと言えますので、「680」を目標とします。
Club630~難関10大学(主に北海道大・東北大・名古屋大・神戸大・九州大)、また地区を代表するブロック大(千葉大・大阪市立大・広島大など)を志望する人が所属するクラブ~過去の入試結果より、6月マーク模試(2020年度からは共通テスト対策模試)で630点/900に到達している受験生は安定して、上記大学への合格が近付いていると言えます。大学、学部・学科によって違いはあるものの、センター試験(大学入学共通テスト)の結果が合否に大きく影響しますので、早めに意識を向けて5教科トータルで目標得点を達成することが合格への要件となりますので、「630」を目標とします。
「百聞は一見に如かず」ですので、まずはこちらから関心のある教科・科目の問題をご覧ください。
試行調査における代表的な教科・科目のセンター試験からの変更点は、以下の通りです。
2021年度入試からは、センター試験に代わり「大学入学共通テスト」(以下、共通テスト)が実施されます。共通テストの問題構成や内容等を決定していくにあたり、2回の試行調査(プレテスト)が実施されました。全国的な解答データを収集し、共通テストの問題作成方針の決定に必要な分析・検証を行うことが目的です。
みなさんからすると気になるのは、「試行調査の結果を受けて、共通テストはどうなるのか」という点かと思いますので、どのような特徴があったのか、前述の表にもまとめましたが、分析結果を基に見ていきましょう。
※記述式問題については文部科学省から2020年度大学入学共通テスト(2021年1月実施)での導入の延期が発表
共通テストは「知識・技能」に加えて、大学入学段階で求められる「思考力・判断力・表現力」をより重視するという考えが根本にあります。試行調査では、平均得点率が5割になるよう作問されました。公表されている問題作成方針では、共通テストで想定する平均得点率は明示されていませんが、同様の得点率が想定されるでしょう。
・・これまでのセンター試験において知識の理解を問う問題や、思考力、判断力、表現力を活用して解く問題が出題されていなかったわけではないですが、問題作成の基本的な考え方として、「知識の理解の質を問う問題や、思考力、判断力、表現力を発揮して解くことが求められる問題を重視する」としています。
・・文章、図、資料などの複数の情報源から必要な情報を読み取る、また読み取った情報を比較・組み合わせて、課題を解決する力を問うことを意識した問題も出題されます。
※新たな場面で発揮できるかを問うため、教科書では資料等で扱われていないものも扱う可能性があるとされている。
・・授業で学習する設定や、社会・日常生活の中から課題を発見して解決方法を構想する設定、資料・データを基に考察する設定など、過程を意識した場面設定を重視するとされています。
・・外国語の「英語」について「筆記」は「リーディング」に改称・配点が200点から100点に変更。一方、「リスニング」の配点は50点から100点に変更され、同配点に。
・・「リーディング」では、センター試験で出題されていた、発音、アクセント、語句整序などを単独で問う出題はなくなるとされています。
・・「リスニング」では、読み上げられる音声の回数が、問題によっては1回読みを含めたものが出題されるとされています。
※リーディングとリスニングの配点は、各大学が成績利用の際に配点比率を変更することが可能で、1:1の比率を利用する大学のほか、センター試験時の4:1を継続する大学、3:1とする大学など、対応は分かれています。
・数学①(数学Ⅰ、数学Ⅰ・数学A)では記述式問題の導入は見送られましたが、当初想定の問題分量に変更はないため、試験時間は70分のまま。
※数学は、数学的な問題過程を重視するとしており、「事象から数学的問題を見いだし・解決の見通しを立てる・解決過程を振り返り得られた結果を活用する」ことが求められまので「考える時間」を考慮した試験時間となっています。
・国語では記述式の出題が見送られたことで、近代以降の文章(現代文)の出題はセンター試験と同様の大問2問。
※これまでのセンター試験では「評論」「小説」が題材でしたが、共通テストでは「論理的な文章」「文学的な文章」「実用的な文章」を題材とするとされている。加えて、大問ごとに一つの題材で問題を作成するのではなく、異なる種類や分野の文章を組み合わせた問題を検討するとされている。
・理科②では、センター試験では選択問題が出題されていましたが、共通テストでは出題されない。
以上となります。
変化を押さえた上で、早い段階から対策を進めていきましょう。
新高3生のみなさん、こんにちは! High-Score-Club(ハイスコアクラブ)、クラブ長塚口です。ブログにお越し頂き、ありがとうございます。
前回は【ハイスコアを実現するための5つの観点】をお伝えしました。本日はその内容を具体化しましょう。まずは5つの観点をおさらいです。
本日は【①目標の決定】について、具体化していきます。
前回も記載しましたが、
―志望校
―入試科目
―問題形式、特徴
―合格最低点
―目標得点(合計、各教科、共テ・二次それぞれ)
を設定してほしいとお伝えしました。
こちらはある程度固まっていると思いますので、割愛しますね。
参考までに)このHigh-Score Clubで同じくブログを書いてくれている
「しーちゃんの第2回ブログ」
「慶太の第2回ブログ」
は参考になるかと思いますので、まだ目を通していなければぜひ!
こちらは基本的に入試要項を見れば(昨年までのものも含めて)確認できます。「大学入学共通テスト・2次試験」それぞれで確認してください。
●問題形式、特徴2次試験において、各教科の難易度はもとより、数学を例にとって話すと「入試における典型問題」が多く出題される大学なのか、「手が付けづらい難問」も含まれる問題が出題される大学なのか、大学・学部によって違います。確認して、自身が志望する大学群においての出題形式や特徴を確認しておきましょう。英語に関しても「和訳」「要約」「自由英作文」「条件英作文」などそれぞれの有無・割合によっても対策が変わるはずです。
●合格最低点参考までに難関10大学の合格最低点をまとめてみました。以下に志望大学がなければ、大学HPを見て確認しましょう。
ではここから、逆算して各目標得点を設定します。
東京大学を例にとりましょう。
理Ⅰに合格しようと思えば、合格最低点334.7点ですので、センターでの得点を100点/110と仮定(※新高3生はテストが変わりますが、得点率は変わらないと仮定)し、最低点より「2次必要得点235点」が導かれます。
2次試験で必要な得点が235点と分かったので、続いて2次試験での各教科での目標得点を設定します。
少し余裕を見て上記としましょう。さらっと得点の設定をしましたが、大学受験においては根性論の目標設定は必要ありません。苦手教科なく、得点を積むことが大切です。過去の受験結果等、様々鑑みた目標得点設定ですので、ぜひ参考にされてください。
ここまでが具体化でした。可能であれば更なる具体化を考えます。
「英語75点を本番で獲得するために」、秋・夏の東大型模試でそれぞれ何点を目標点数としますか?
「時期の観点を加えた具体化」ですね。⇒70点、60点と設定します。
では上記得点を取るための状態目標はどうしますか?
●夏までに:「要約、英作文等の東大特有の対策が必要な分野まで」学習が進んでいる=得点化できる
●3年生春までに:土台となる「単語文法・英文解釈力」がついており、結果的に「東大の和訳問題」が解ける状態。加えて、リスニング、長文はある程度得点できる状態
みなさん、それぞれの志望大学において、最低でもこの程度は状態目標を具体化して、計画を設計してほしいと思います。
しーちゃんの第2回ブログ
慶太の第2回ブログ
も参考になるかと思いますので、ぜひご覧ください。
では今回はこれまでにします。また次回をお楽しみに!!
新高3生のみなさん、こんにちは! High-Score Club(ハイスコアクラブ)、クラブ長の塚口です。ブログにお越しいただき、ありがとうございます。
いよいよこの春より、新高3生のみなさんが主役となりますね。このブログではそんなみなさんに、進路実現を目指すにあたって大事にしてほしい観点を定期的に綴っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
では、早速中身に入っていきたいと思います。
本日は【ハイスコアを実現するための5つの観点】です。
あと1年と差し迫った「共通テスト・2次試験」に向けて「準備はできていますか?」と聞かれたらみなさんは何と答えますか?
「何となく」ではなく、「限られた時間で力を高めるための意図的な学習」はできていますでしょうか。
ハイスコアを目指して受験生としてスタートする新高3生のみなさんにお伝えしたい、大事な観点となりますので一緒に確認しましょう。
それぞれ具体的に見ていきます。以下の観点を書き出せますか? 紙とペンを持って実際に書き出してみてください。
① 目標決定について
―志望校
―入試科目
―問題形式、特徴
―合格最低点
―目標得点(合計、各教科、共テ・二次それぞれ)
② 現状の分析
―模試結果の分析(合計、各教科、各分野について)
※マーク型、記述スタンダード型、ハイレベル型それぞれで複眼的に
―入試問題と照らし合わせて、自身の各教科の感触
―今後、学力を伸ばすために必要なこと
―今後、教科学力を伸ばすために必要なこと
③ 目標と現状のギャップを埋める計画
―3年生夏前までの学習項目の洗い出し
―2年生終了時までの学習項目の洗い出し
―1週間の学習計画(平日・休日のMAX自主学習時間、その時間の各教科配分)
④ 実行する為の学習
―上記項目を完遂するための学習量の担保
―学習効率を上げる、自身の学習の質向上に対する意識と具体的な取り組み
⑤ 下支えする環境
―起床就寝食事入浴のリズム
―ベンチマークするライバル
このハイスコアクラブは上記5つの観点をみなさんと一緒に考え、様々なコンテンツを活用しながら、学力向上の実現をお手伝いします。
以下、追ってみなさんにお届けしますので、お楽しみに!
●大学合格のマイルストン(目標)を志望大学群毎にお伝え!
●現役東大・京大・医学部生が綴るブログ! 学習方法や模試結果の活用、また解説まで徹底レクチャー!
●大学入試に向けた「現時点での力」を「模試では測れない観点で測定」!?
●現役大学生が運用する学習系アカウントTwitter(テーマはリアル!)
●Club765・680・630LINEで所属クラブ毎の更新情報をお届け!
ぜひご期待いただければと思います。
では今回はこれまでにします。また次回をお楽しみに!!